停滞を視野に入れた全天候型シェルター
アメリカのロングトレイル、PCT(2014)を歩いたときはfinetrackのツェルトを、CDT(2018)の際は自作タープ(Ray-way)を使用しました。どちらも半年のスルーハイクに耐える素晴らしい装備でしたが、使い勝手に一長一短がありました。ツェルトは圧迫感があり、タープは悪天時や停滞時には心もとなく、プライバシーも守られません。
そんなツェルトとタープの長所をかけ合わせる目的で開発したMelShelterは、雨や雪の吹き込みを防ぐスカートを備えた全天候型のシェルターです。天気の良いときはスカートを解放して風を取り込み、広い内部空間で思う存分くつろぐことができます。積雪時や悪天時はスカートを内側にしまい込むことで、タープにはない安心感のもと、じっくり休息できます。
設営や撤収の素早さにもこだわりました。角度が可変するタープやシェルターは設営が難しいイメージがありますが、内側のスカートをガイドとすることで4隅をペグダウン、ポールを立てて親綱を固定すれば完成です。ロングトレイルはもちろん、連泊や停滞を視野に入れた低温下でのスノーハイキングでも活躍するでしょう。
Melはメラトニン(Melatonin)の略語です。体内時計を整えて自然な眠気を促す働きから「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。スルーハイク中は3分の1が睡眠で、多くの時間をシェルター内で過ごすことになります。
広くて心地よい安心できる場所で寝泊まりできれば、ハイキングももっと楽しくなるはずです。