ロングトレイルを歩くと、バックパックを開け締めする機会が沢山あります。休憩や野営を含め一日5回開けたとすると、180日で900回はバックパックを開け締めする必要があります。開封の頻度が増えるとバックルにも負担がかかり、耐久性は落ちるのはもちろん、それ以上に手間が増えます。開け締めの手間は想像以上に精神的な負担に繋がります。そこで、なるべく手数を減らしてバックパックを扱えるようにしました。
半年もの間毎日顔を合わせるバックパックは、ハイカーにとって大切な相棒です。そのバックパックが壊れてしまったり、穴が空いたり、修理のために時間を費やすのは大きなストレスです。そこで、壊れる箇所を極力減らし、耐久性を高め、長い旅が終わったあとでも、もう一度一緒に旅に出たくなるようなバックパックを目指しました。