Tips, trail

頸城五山トレイルを歩く 計画準備編

8月21日から2泊3日で頸城五山トレイルを歩きました。

妙高連峰とも呼ばれる頸城(くびき)山塊は、妙高エリアを一気に楽しめます。

温泉あり、火山ありの飽きないルートで、あまとみトレイルとセットでおすすめです。

頸城五山トレイルとは

妙高戸隠連山国立公園内にある頸城山塊の主稜線を縦走するトレイルです。

距離は約35km、累積標高は約3,500m。

妙高山、火打山、焼山、金山、雨飾山を一気に歩けるコースです。

焼山の火山活動のため長らく通行止めでしたが、2022年7月より火打山~焼山区間が開通、ようやくトレイルを歩けるようになりました。

長野駅~斑尾山を歩くあまとみトレイルからも望めるルートです。

日程とテント場

テント場が限られているため、最短で2泊3日、雨飾キャンプ場での宿泊を考えると3泊4日がいいでしょう。

稜線上にある指定キャンプ場は、高谷池ヒュッテと黒沢地ヒュッテのみで、避難小屋として利用可能なのが泊岩です。

やむを得ない場合のビバーク適地は数カ所ありますが、いずれもソロテント1~2張り分のスペースしかありません。

2泊3日だと、2日目の行程が長い

水場

稜線上にある水場は、黒沢地ヒュッテ、高谷池ヒュッテ、大曲のみです。

高谷池ヒュッテはため池の水がそのまま流れ出ているので、少し黄色みがあり煮沸をおすすめします。

泊岩のあとにある雪渓は8月下旬までは水が汲めそうでしたが、笹薮があるためアプローチがやや面倒そうです。

私は高谷池ヒュッテで4リットル汲んで浄水し、大曲まで運びました。

泊岩近くの雪渓 例年8月下旬までは残雪があるらしい

エスケープルート

日本海側へは雨飾山荘、笹ヶ峰側には高谷池ヒュッテ、金山への2ルートがあるのみです。

アップダウンの激しい火打山~焼山を歩く自信がなければ、その手前での下山をおすすめします。

全行程アップダウンが激しい

ルートの刈払い

私が歩いた8月末には、ほとんど刈払が終わっていました。

藪が濃い部分もありましたが、地の登山道ははっきり見えるため、藪漕ぎはほぼありませんでした。

藪こぎ用にロングパンツも用意していましたが、ショートパンツで十分でした。

危険箇所

滑落の危険性があるのは焼山近辺と、シゲクラ尾根の終盤くらいです。

滑落よりも、朝露で濡れた草による転倒が怖いです。

私が歩いたときは晴天だったため、2回転倒しただけで済みました。

雨の日に歩くのならば100回転ぶことを覚悟したほうが良さそうです。

温泉

登山道近辺にある温泉も魅力です。

燕温泉、小谷温泉ともに無料の露天風呂があります。

燕温泉は白色、小谷温泉は透明な温泉で、トレイルの疲れが吹き飛びます。

アクセス

燕温泉、小谷温泉ともにバスが通っており、アクセスは簡単です。

雨飾キャンプ場から笹ヶ峰高原までは林道があるため、歩いて妙高側に帰ることも可能です。

2022年は通行止めだったため徒歩ではなく、公共交通機関で帰宅しました。

トレイルの記録はこちらから

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