8月21日から2泊3日で頸城五山トレイルを歩きました。
妙高連峰とも呼ばれる頸城山塊は、妙高エリアを一気に楽しめます。
温泉あり、火山ありの飽きないルートで、あまとみトレイルとセットでおすすめです。
前編は以下のリンクからどうぞ。
燕温泉~妙高山
こじんまりとした温泉街を出発すると、無料で入浴できる燕温泉に到着。
本格的な登坂の前に一風呂浴びるのもいいでしょう。
燕温泉から妙高山に登るルートはメジャーなため、数人の登山客とともに山頂をめざします。
妙高山の8合目から山頂にかけては鎖場がありますが、そこまで危険はありません。
前山や三田原山が望め、山スキーの下見には丁度いいルートです。
こじんまりとした温泉街、食事処や土産物屋もある(6:20)
光善寺池(9:08)
鎖場 そこまで危険ではない(10:00)
妙高大神 山頂まではもう少し歩く(10:30)
妙高山~火打山
妙高山を出発してしばらく下り、大倉乗越を目指します。
崩落箇所がありやや危険もありますが、トラバースしながら徐々に高度を上げていきます。
大倉乗越を超えると黒沢池ヒュッテ~茶臼山~高谷池ヒュッテの歩きやすい道。
木道もあり旅情が高まります。
高谷池ヒュッテのテント場は30張り程度が上限で、休日は通路がなくなるくらい混雑するようです。
明日の行程は長いため、水を浄水し早めに床につきました。
トイレがかなり綺麗です。
霧の中突如現れた黒沢池ヒュッテ(13:16)
木道が整備され歩くのも楽しい(14:11)
電子タバコの匂いで充満していたテント場(15:00)
高谷池ヒュッテの中からは団体客のにぎやかな声
火打山~焼山
高谷池ヒュッテから火打山もメジャールートのため、団体の登山客もいるほどです。
山頂には多くの人がいたので、すぐに通り過ぎて焼山方面へ。
焼山~胴抜桐戸~焼山は人通りも少なく、心ゆくまで縦走を堪能できます。
焼山までは急降下、直登なので大変ですが、天気もよく見晴らしも良かったため気持ちよく歩けました。
草刈りもほぼ完了しています。
焼山直下の急登はかなりのもの。
雨の日は避けたほうが無難です。
熊鈴よりやかましい団体客(7:00)
糸魚川、日本海を一望できる
焼山への縦走路 北アルプスも見える(7:41)
焼山直下 かなりの急勾配(10:30)
お分かりいただけるだろうか(雷鳥が2羽)
ようやく焼山に到着(10:56)
焼山~金山
ゴツゴツした焼山は活火山ならでは。
ちょうどガスがかかっていて異世界を歩いているような気分になります。
このルートは山と高原地図だと点線になっていますが、地元の人からすると一般的なルートのようです。
泊岩は岩の中に小屋がある避難小屋です。
ジメジメしているので宿泊する気にはなれませんでしたが、外にテントを張ることもできそう。
3泊4日で歩く場合は、泊岩か、富士見峠、金山近辺でのビバークが良さそうです。
見た感じでは富士見峠が見晴らしもよく、快適にビバークできそうでした。
残雪の残る焼山噴火口(11:30)
泊岩の中には、断熱材のベッド(12:08)
富士見峠のビバーク適地(12:33)
金山への縦走路も気持ちがいい(12:34)
頸城五山トレイルに近いあまとみトレイルもおすすめ
頸城五山トレイルが山岳ルート(ハイ・ルート)だとしたら、あまとみトレイルは通常ルート(ロー・ルート)のロングトレイルです。
2つのルートを歩くことで、妙高近辺の山並みを堪能できます。
それぞれのトレイルで違った味わいがあります。