クレジットカード、デビットカードの入手
磁気不良や紛失のリスクがあるため、数枚持ち歩く
現地通貨を手に入れたり、代金の決済のために使います。
私の場合は、クレジットカード2枚と、現地通貨を引き出せるデビットカード1枚を持ち歩いています。基本はクレジットカード払い、現金はキャッシングを使い、最後の手段でデビットカードで現金を引き出す方法にしています(為替手数料が安い順に使う)。
ロングトレイルの過酷な環境で所持するため、磁気不良で2枚使えなくなってしまったこともあります。
デビットカードにオンラインで送金できるように、ネットバンキングのパスワードも控えています。
仕事をやめてロングトレイルに出かける場合は、退職前に作ったり、学生のうちに作っておくと楽です。
航空券・海外旅行保険の取得
eチケットや保険証券は念のため携帯する
航空券は早めに取得したほうが安くなりますが、取得するまでに腰が重くなりがちです。
入管審査で帰りのチケットの提示を求められることもあるため、往復で予約して印刷したeチケットを持ち歩くと安心です。
帰りの時期は歩くスピードにもよるため、帰路便を変更できるオープンチケットをとるといいでしょう(その分割高です)。
帰路便の変更は電話でできますが、英語が堪能でないかぎり日本の知人に変更の電話をお願いするとスムーズです。
海外旅行保険は万一に備えて私は加入しています。半年規模の保険だと入れる保険会社が限られてくるので、私はいつも東京海上日動の保険に入っています(約10万円)。
予防接種
入国に予防接種が必要な国もあります。
以前シルクロードを3年かけて徒歩で踏破しようと計画していたときは、予防接種を3種類受けました。
事前に入国する国の予防接種の状況、治安、伝染病などを調べておく必要があります。
できれば準備しておいたほうがいいこと
歯の治療、レーシック手術
持病の治療や薬の確保も忘れない
体に関わることで、特に歯の治療は早めにしたほうがいいです。
歩いている途中で虫歯になってしまっても、簡単に歯医者にいけません(治療費が高い、トレイル上に歯医者がない)。
私は疲れると歯が痛くなって頭痛につながるので苦労しました。
トレイル上では毎晩クタクタになるまで歩くので、歯磨きをせずに寝てしまうこともあります。
今ではインプラント手術もして歯の健康を保っていますが、次に海外に行くことになったらまっさきに駆け込むのは歯医者です。
視力を矯正するレーシック手術も費用対効果が抜群でした。眼鏡はなくすリスクがありますし、コンタクトだと消毒の手間や、在庫の管理が大変です。
コンタクトのハイカーを見たことがありますが、トレイル上の郵便局に分散させて在庫を送って、回収しながら歩いていました。